大学入学共通テスト(国語) 過去問
解説あり

試験最新情報

令和8年度(2026年度)大学入学共通テスト 試験日
2026年1月17日(土) ~ 1月18日(日)

試験日まで、27

大学入学共通テスト(国語)試験の過去問と解説を令和7年度(2025年度)追・再試験〜令和4年度(2022年度)本試験まで無料で公開しています。全問正解するまで過去問を解き続けることで、過去問題が脳に定着し、合格が近いものとなります。大学入学共通テスト(国語)試験の合格に向け、過去問ドットコムをぜひお役立てください!
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大学入学共通テストについて

大学入学共通テストとは

・大学入学共通テストは、独立行政法人「大学入試センター」が実施する全国共通の試験です。2021年度入試から、従来の大学入試センター試験に代わって始まりました。

・知識や技能だけでなく、「思考力・判断力・表現力」などを総合的に見ることを目的としています。文章だけでなく、図表・会話・資料などが組み合わされた問題が多いことが大きな特徴です。

・国公立大学の一般選抜を志望する人は、原則として共通テストの受験が必要です。私立大学でも「共通テスト利用入試」などで、共通テストの成績を利用する大学が増えています。

国語の試験について

【出題される内容】
・近代以降の文章(評論・小説・実用的な文章)
 複数の文章や会話、資料・図表などが組み合わされて出題されます。筆者の主張や登場人物の心情、情報同士の関係を整理しながら読む力が必要です。

・古文
 文章の内容を読み取る力に加えて、古文単語の知識や、助動詞・敬語などの文法知識が必要です。会話文や和歌、登場人物同士の関係にも注目して読むことが求められます。

・漢文
 返り点・送り仮名・句形(〜乎、〜也など)を手がかりに文章を読み進めます。登場人物の心情や行動の理由などを理解し、設問に答えます。

【求められる力】
・文章を正確に読み取る力(読解力)
・図表や会話、複数の文章から必要な情報を取り出して整理する力(情報処理力)
・本文や資料の根拠にもとづいて、自分の頭で考え、適切な選択肢を判断する力(思考力・判断力)

こうした力を総合的に使って解く試験なので、ただ「なんとなく読む」のではなく、「どこが根拠になるか」を意識して読むことが大切です。

勉強方法

時期に応じた勉強方法

◆ 高2の冬〜高3の春ごろ

〈週あたりの学習時間〉
・週1〜2時間を目安に、基礎を固める時期です。

〈重点ポイント〉
・語彙と文法の基礎固め

〈具体的な学習例〉
・古文単語を毎日10語ずつ覚えていき、まずは300語を目標にします。
・助動詞と敬語を一覧表にして、意味と活用をセットで暗記します。
・月に1〜2回、共通テスト形式の現代文の問題を解いて、設問形式に慣れておきます。

◆ 高3の夏休み

〈週あたりの学習時間〉
・週5〜6時間を目安に、共通テスト形式の演習量を増やします。

〈重点ポイント〉
・共通テスト特有の形式・時間配分に慣れる

〈具体的な学習例〉
・週2〜3題、時間を計って(本番と同じように)問題を解きます。
・古文と漢文を1日おきに学習し、「短い文章を読む→読解問題→文法の復習」という流れを繰り返します。
・古文単語・漢文句形などを、ミニテスト形式で何度も確認して定着させます。

◆ 高3の秋〜本番直前

〈週あたりの学習時間〉
・週7〜10時間程度を目安に、実戦演習中心の時期です。

〈重点ポイント〉
・本番を想定した総合演習と、弱点の最終チェック

〈具体的な学習例〉
・週1回は、本番と同じように80〜90分で4〜5題を通しで解き、その後必ず復習します。
・平日は15〜30分でも良いので、古文単語・漢文句形・文法の弱点を毎日少しずつ補強します。
・間違えた問題だけを集めた「解き直しノート」を作り、1週間〜数週間後にもう一度解き直して理解を深めます。

効率的な学習方法

1.演習直後に復習する

・合っていた問題も、なぜその選択肢が正しいのか、本文のどこが根拠なのかを確認します。
・「足りなかった視点」や「読み落としたポイント」を、本文の余白やノートに一行メモしておくと、次に同じミスをしにくくなります。

2.毎日少しずつ解く習慣をつける

・古文なら「短い文章+単語チェック」、漢文なら「句形1つを確認」、現代文なら「設問だけを先に読む練習」など、小さなタスクを毎日続けることが大切です。
・短時間でも継続することで、読むスピードと集中力が少しずつ上がっていきます。

3.解き方の「型(パターン)」を決める

・評論文では「筆者の主張→その理由→具体例」の流れを意識しながら読む、
・小説では「登場人物の心情が変わった場面に印をつける」など、自分なりの読み方の手順を決めておくと、本番で迷う時間が減ります。

4.間違いを「宝」にする

・どの選択肢で迷ったのか、なぜ間違えたのかを簡単に書き残しておきます。
・一週間ほどあけて同じ問題を解き直し、理解が定着しているかを確認すると、弱点克服につながります。

試験の概要

試験会場、都道府県

・試験会場は、各都道府県の大学などが中心となって設定されます。受験生が自分で会場を選ぶことはできません。
・高等学校在学中の人は、在籍している高校がある地域(試験地区)の試験場、既卒生などは出願時に登録した現住所のある地域の試験場が大学入試センターによって指定されます。

試験日時

<令和8年度>

本試験(1日目)2026年1月17日(土)本試験(2日目)2026年1月18日(日)

追試験(1日目)2026年1月24日(土)追試験(2日目)2026年1月25日(日)

※大学入試センターは 2025年6月6日付で『令和8年度大学入学共通テスト実施要項』を公表しました。

 

試験科目

・2025年度共通テストから新しい学習指導要領に対応し、「情報」が新たに加わりました。

・現在は7教科21科目で構成されています。

 国語/地理歴史/公民/数学/理科/外国語/情報

・どの教科・科目を受験するかは、志望する大学・学部によって異なります。必ず志望大学の「入学者選抜要項」などで、必要な教科・科目と受験パターンを確認しましょう。

成績通知

・共通テストの成績は、希望者のみがマイページ上で閲覧できます。
・成績閲覧には、出願時に一緒に支払う「成績閲覧手数料」300円が必要です。

・令和8年度(2026年1月実施)の予定では、成績は次の期間にオンラインで閲覧できます。

 成績閲覧可能期間:2026年4月1日(水)10:00〜4月30日(木)23:59

・紙の「成績通知書」は送付されず、成績はオンラインでの閲覧のみとなりました(最新の制度)。

・成績が分かるのは4月以降のため、国公立大学の2次試験の出願は、従来どおり自己採点をもとに判断します。

受験資格

① 高校を卒業した人(既卒者)、高等学校卒業程度認定試験(旧 大検)に合格している人

② 高校を卒業見込みの人(現役高校3年生)

③ 文部科学大臣が高卒と同等と認めた人(海外の高校を卒業した人、国際バカロレアなど文科省が指定する課程を修了した人)

出題方法

・共通テストの国語は、すべてマークシート方式(選択式)で解答します。

【試験時間と配点】
・試験時間は90分、満点は200点です。
・2025年度(令和7年度)の新課程入試から、国語は大問5つ構成で、配点は次のようになりました。

 ・第1問:近代以降の文章(評論・論理的文章)…45点
 ・第2問:近代以降の文章(小説など)…45点
 ・第3問:実用的な文章・資料読解…20点(2025年度から新設)
 ・第4問:古文…45点
 ・第5問:漢文…45点

・配点は近代以降の文章が合計110点、古文と漢文が合計90点で、全体の合計は200点です。

・複数の文章や図表・会話を組み合わせた問題が中心で、単なる知識ではなく、読解力・情報整理力・根拠にもとづく判断力が重視されています。

受験申請

共通テストは、2026年度から原則オンライン出願です。

志願者本人が直接出願し、受験票の印刷や検定料の支払いもオンラインで行います。

志願者本人がマイページを作成し、出願登録・顔写真データの提出・検定料の決済・受験票の取得・成績の閲覧までをオンラインで行います。インターネット環境を利用できない志願者は、大学入試センターの許可を得て郵送による出願も可能です(例外的取扱い)

 

<電子出願のスケジュール(令和8年度)>
 

・マイページ作成
 2025年7月1日(火)10:00〜

・出願登録期間
 2025年9月16日(火)10:00〜10月3日(金)17:00

・検定料などの支払期間
 2025年9月16日(火)10:00〜10月3日(金)23:59

・出願内容の確認・訂正
 2025年10月10日(金)10:00〜10月17日(金)17:00

・受験票の取得
 2025年12月10日(水)10:00〜(マイページから各自がPDFをダウンロードし、A4白色用紙に印刷)

・成績の閲覧(希望者)
 2026年4月1日(水)10:00〜4月30日(木)23:59

〈検定料など〉

・検定料(共通テスト本体の受験料)は次のとおりです。
 3教科以上受験:18,000円
 2教科以下受験:12,000円

・成績の閲覧を希望する場合は、出願時に成績閲覧手数料300円を検定料と一緒に支払います。
・支払い方法は、クレジットカード・コンビニ払い・Pay-easy(ペイジー)などが利用でき、支払い時には決済手数料が別途必要です。

〈オンライン出願に関する注意点〉

・高校経由の一括出願は行われず、全員が自分でマイページから出願します。
・顔写真は2025年7月1日以降に撮影した画像ファイルをアップロードします。
・受験票は郵送されず、12月以降にマイページからPDFを印刷して試験当日に持参します。
・成績はオンライン閲覧のみで、紙の成績通知書は発送されません。
 

 

実施データ

志願者数の推移

年度志願者数
令和3年度(2021年)535,245人
令和4年度(2022年)530,367人
令和5年度(2023年)512,581人
令和6年度(2024年)491,914人
令和7年度(2025年)495,171人

 

【国語】受験者数と平均点の推移

年度満点平均点平均点率受験者数
令和3年度(2021年)200点117.51点58.8%457,305人
令和4年度(2022年)200点110.26点55.1%460,967人
令和5年度(2023年)200点105.74点52.9%445,358人
令和6年度(2024年)200点116.50点58.3%433,173人
令和7年度(2025年)200点126.67点63.3%437,794人