大学入学共通テスト(国語) 過去問
令和7年度(2025年度)追・再試験
問15 (第2問(小説) 問5)

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問題

大学入学共通テスト(国語)試験 令和7年度(2025年度)追・再試験 問15(第2問(小説) 問5) (訂正依頼・報告はこちら)

次の文章は、野々井透(ののいとう)「棕櫚(しゅろ)を燃やす」(2023年発表)の一節である。春野(はるの)(「私」)は、妹の澄香(すみか)と父とともに暮らしている。これを読んで、後の問いに答えよ。

まぶたを開くと、木蓮(もくれん)の枝から、白いはなびらが一枚真下に落ちた。
それがあまりにたやすい落ち方だったので、だから、もう家の中に入ろうと父に声をかけようとしたら、蝶(ちょう)の羽ばたきみたいなゆっくりと不規則な砂利を踏む音が聞こえてきた。澄香の足音だ。サーモンピンクのワンピースに黒のライダースジャケットを着た澄香が庭へ現れる。
「ただいま」
「おかえり」
澄香が私の隣に座ると、窓辺の空気がたゆんだようになり、からだから力が抜けてゆるんでゆく。
「みんなのふつうより、大事なのはきみのふつう」隣で上着のポケットに両手を入れたままの澄香が言った。
「なにそれ?」
「今日、ナバタメさんが施設の壁面に設置した町会の懸垂幕のスローガン。なかなか、いいでしょ。残念なことに、その前を通り過ぎるほとんどの人は気付いてないみたいだけど」
「なかなか、いいかも」と考えずに返答する。通常から自分のふつうを優先し過ぎている(ア)きらいのある私は、みんなの中にいると不安になる。あまり興味のないことをそれでもみんなと笑いながら話していると、体温が低くなってきて、ああ、魚類になりたい、などと思い始める。みんなの中にあるとされているふつうと呼ばれるものは、自分のふつうの一番外側を薄っぺらく剥ぎ取ってくっつけ合わせたような、すぐにでも破れそうな球体みたいなもので、脆(もろ)いのを知っているのに、その球体の中の方が安楽だと思えてしまうA 危険な装置のようで、呪いの文句のようだ。けれど、信念だとか、誇りみたいなものを持つことは、誰かに対する暴力につながるのではないか、とも恐れている。
「家に帰る前にこの懸垂幕見たら、なんだか後押しされる気がするの」
「後押しって?」と澄香に聞く。
「また明日って思えることの後押し。また明日今日と同じ時間に起きよう、とか、また明日朝礼の時は顔を上げてよう、とか、また明日帰りにスーパーマーケットに寄って魚の品定めをしようとか、ただ、今日の続きを繰り返せば大丈夫って、なんとなく思える気がする」
また明日、と思うことが簡単ではなくなったのはいつからだろう。
「しかも、今回の懸垂幕のフォントは明朝体(みんちょうたい)だったんだよね」
「そうなんだ」
「ゴシック体より、いいでしょ」
「いいかも」とやはり考えずに返事する。
風が通ってゆく。棕櫚(注1)の葉先が揺れる。こうしていると、今日がいつのことだかわからなくなるようだった。昨日も、今日も、明日もなくなり、わたしたちは、生まれた順番も、男や女という区別も、父と娘という関係も取っ払って、いっこずつのただの鉱石みたいになってここに転がって、長いあいだ語らい合っているような気持ちになる。この星が滅んでも、石になったわたしたちは宇宙で転がっていられるような気持ちになる。
B 澄香は仕事や同僚について、毎日のようにわたしたちに話した。わたしたちに話すことが、世界を納得するための彼女の方法なのだと思う。澄香はひとつひとつの物事を肯定的に納得しながら、進みたいひとなのだ。
毎日物語の続きを聴いているようなわたしたちは、行ったことのない澄香の働いている場所を細部まで思い浮かべることができた。保健所と文化センターが入る地下一階、地上三階建ての古びた施設。ススキのような色の皺(しわ)の付きにくい布地の制服を着て、清掃をして、ゴミの回収と分別を行い、文化センターで催事があるときは集会室にパイプ椅子やテーブルを要望通りの位置へ並べて準備をし、終了後には元の位置に戻す。保健所でこどもたちの検診のあった日は、終わった後も施設のそこかしこに彼らの声が残っているようで、その声までも拾い集めるように片付けをした。ちょっと待って、その振り込み、とか、つくっていこう、誰かが君を語ることのできる街、とか、一寸先は少し明るいはず、とか、あなたと一緒に月しろ(注2)を待つ、などと書かれた行政や町会の標語の懸垂幕を施設の外壁に下げる。これはナバタメさんに任された仕事で、この仕事を任されると一人前と認められることになる。そして、ナバタメさんはこの標語を決める会議になぜか時折参加しているらしい(けれど、これらの文言は本当に外壁に下げられているのだろうか)。掃除機は、子熊くらいの大きさと重さであり(と、澄香が言う)、これを引っ張りながらよく滑る廊下を移動して行く。掃除中のコードは、歩行者の邪魔にならないように、見た目もすっきりしなければならないというルールがあって、壁と並行にして沿わせて移動しなくてはならない。文化センターの第四金曜日の午後の琴のサークルの時空を曲げるような、半永久的に続くような弦を弾く音を聴きながら、階段の滑り止めをひとすじずつ掃除するのが澄香の一番好きな作業だった。
ナバタメさんにも会ったことはない。漢字の表記も知らない。でも、彼のことをよく知っている。晴れている日よりも、曇り空で、雨の降る直前の匂いが漂うような、そんなのが似合うひと。澄香の職場の一年先輩で年齢は澄香より十五歳上の四十四歳、痩(や)せ型、趣味は川釣り、歩いていると誰かの落し物を見つけて拾うことが多くて、宴席は常に壁寄りを好み、ずっと枝豆なんかをつまんでいる。仕事の手順や職場のひととの付き合い方というような話よりも、昨日釣った魚やその川水の冷たさや透明さや、岩に這(は)う苔(こけ)のやわらかさ、そんなことを話すひとで、少し寂しがりで、夜になると、これは私の想像だけど、少年の頃から親しんでいる詩集の中からその晩にふさわしい一篇(ぺん)の詩を選び出し、その世界にゆっくりと身を投じてゆくように読んでから眠りに就くひとだ。
澄香のこの職場は彼女が美大(注3)を卒業してから幾つ目だろう。この前は商店街にある耳鼻科の受付だった。耳鼻科の前は246号線(注4)の向こう側の学校の給食センター、給食センターの前は馬喰町(ばくろちょう)(注5)の布問屋、その前は外苑(がいえん)のデザイン事務所。今の仕事は私と同じく今年で三年目だから、これまでで最も続いていることになる。
わたしたち姉妹は、仕事が長続きしない。
「それでも働き続けているのだから、上出来じゃない」と父は言うものだから、それもそうか、と簡単にわたしたちは腑(ふ)に落ちる。父は些細なことを上出来じゃない、と褒める。出汁(だし)巻きたまごが少し破れてしまった時や、切り返し(注6)をしながらバックで駐車をした時や、忘れ物に気が付いて急いで家に取りに戻った時。新しい仕事に就き、父に上出来じゃないと言ってもらい、今度は、きちんとしようと毎回思うけれど、しばらくすると澄香は物事を納得できなくなり、私はC 水越しに見るようなぼやけた世界がさらに歪(ゆが)んで見えてくるのだった。
「春野の会社の主任さんは、今は週に何日同居してるの?」
「週二日のままだよ」
主任は二年程前から妻子と別居しており、最近になって妻子のいる家で週二日過ごすことになっていた。
「週休二日か」「週休?妻子と過ごす日って休日の類(たぐい)なのかな?」「休日じゃないの?」「でも、同居の前日は、主任夕方から電話のかけ違いが(イ)やたら多くなるよ」とわたしたちが話してると、父が、まあでもそれが主任さんたちのふつうなんでしょう、と言った。
ひとりだったり、三人だったりで暮らしている主任のいる衛生用品を扱う小さな商社が、私の三つ目の勤め先だった。急行の停(と)まらない最寄り駅から歩いて十五分程の場所にあるその会社は、社員の氏名をひとりずつ言えるくらいの規模で、部長という役職は存在せず、主任と課長と社長と皆同じ部屋で仕事をしている。総務部で私に任されている仕事は、文房具や備品の補充をしたり、交通費や出金請求の申請書の受付をしたり、年末の全社員で行う親睦会の会場を探したり、毎年参加する地域の盆踊り大会の手伝いなどで、毎週、毎月、季節ごとに決められたことに対処していくものだった。何かを変えようとか、変えないとか、どちらも自分には関係のないことと思うために、結局変わらないよね、と批評しているひとの(ウ)はす向かい辺りでその話を聞いているような私の働き方の姿勢は、三つ目の会社へ移っても同じだった。
「私のふつうは、どんなだろうなあ」さらさらと父が言った。
父は、さもありなん、というようなスタンスのひとで、さもありなん、そんなこともあるだろうさ、というようなことを父が言うと澄香と私はくっつき過ぎた気持ちと自分の間に隙間ができて、執着していた気持ちを、ついと手放してしまうことができるのだった。未練なく手放したその気持ちは、あっさりとただの「もの」のようになってしまう。D だから父のさもありなんは、澄香と私を楽にしてくれる。

(注1)棕櫚 ―― やし科の常緑高木。
(注2)月しろ ―― 月が出ようとする時、空が明るくしらんで見えること。
(注3)美大 ―― 美術大学の略。
(注4)246号線 ―― 東京都から静岡県に至る国道。
(注5)馬喰町 ―― 東京都内の地名。直後の外苑(明治神宮外苑)も同じ。
(注6)切り返し ―― 一方に回したハンドルを反対に回して、車の進行方向を修正すること。

下線部B「澄香は仕事や同僚について、毎日のようにわたしたちに話した。」とあるが、澄香にとって話をすることにはどのような意味があるか。その説明として最も適当なものを、次のうちから一つ選べ。
  • 澄香は、仕事の内容や同僚の人柄について鮮明に話すことによって、仕事への熱意が維持できない自分を克服して今の仕事に愛着とこだわりを持とうとしている。
  • 澄香は、職場での些細な出来事も肯定的に話すことによって、これまでとは違い今の仕事には興味をもって取り組めていることを私や父に伝えようとしている。
  • 澄香は、仕事の内容や同僚の人柄について細部まで話すことによって、今の自分の仕事や置かれている環境を受けとめて日々の生活を前向きに送ろうとしている。
  • 澄香は、職場での些細な出来事も面白がって話すことによって、今の仕事や置かれている環境に対する不満を取るに足らないものとして納得しようとしている。

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この過去問の解説 (3件)

01

傍線部の内容が、澄香にとってどのような意味をもつのか捉える必要があります。

まず、傍線部の直後で語られるように、そのような話をすることは澄香にとって「世界を納得するための」「方法」であることを把握しましょう。

さらに読み進めると、物語の後半で、澄香はこれまで「物事を納得できなくな」って転職を繰り返してきたことが分かります。澄香は今の職場でも「一つ一つとしての物事を肯定的に納得しながら、進みたい」と考えていて、職場の話は澄香にとって、物事を前向きに受け止めて働いていくために必要な行動だと理解できます。

以上のことを説明した内容として、最も適当な選択肢を解答します。

選択肢1. 澄香は、仕事の内容や同僚の人柄について鮮明に話すことによって、仕事への熱意が維持できない自分を克服して今の仕事に愛着とこだわりを持とうとしている。

不適当です。

「仕事への熱意が維持できない」「仕事に愛着とこだわりを持とうとしている」が本文の内容を適切に読み取れていません。本文で語られる、「物事を肯定的に納得しながら」というのは、熱意を持ったりこだわりを持ったりすることとは意味合いが異なります。

選択肢2. 澄香は、職場での些細な出来事も肯定的に話すことによって、これまでとは違い今の仕事には興味をもって取り組めていることを私や父に伝えようとしている。

不適当です。

「肯定的に話す」という説明が本文の内容を適切に読み取れていません。澄香が仕事や同僚について話すことを、「肯定的」に受け止めようとしていることは本文中で語られますが、澄香がその話を「肯定的に話」しているかどうか、までは言及がありません。

また、「今の仕事には(中略)伝えようとしている」も不適当で、「私」や「父」に「伝えること」に重きが置かれているわけではありません。

選択肢3. 澄香は、仕事の内容や同僚の人柄について細部まで話すことによって、今の自分の仕事や置かれている環境を受けとめて日々の生活を前向きに送ろうとしている。

これが最も適当です。

澄香は、仕事や同僚など詳細を話すことで、物事を肯定的(=前向き)に受け止めて働いていこうとしており、それは本文中でも語られる内容です。

選択肢4. 澄香は、職場での些細な出来事も面白がって話すことによって、今の仕事や置かれている環境に対する不満を取るに足らないものとして納得しようとしている。

不適当です。

澄香が、「面白がって話」しているかどうか、までは本文の内容からは読み取れません。

また、「今の仕事や置かれている環境(中略)納得しようとしている」も不適当です。今の仕事に「不満」があり、それを大したものではないと受け流そうとしているわけではありません。

まとめ

本文中で語られる内容や表現をよく読めば、適切な選択肢を選べるはずです。本文で述べられること以上の内容を考えすぎたり、自己の感想が入り込んだりしてしまうと、誇大解釈や読解の妨げに繋がることがありますので気をつけましょう。

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02

選択肢を読むと、
①澄香の性格
②澄香の仕事への姿勢
の2点が問われていることがわかります。

 

正答は「澄香は、仕事の内容や同僚の人柄について細部まで話すことによって、今の自分の仕事や置かれている環境を受けとめて日々の生活を前向きに送ろうとしている。」となります。

 

上記2点が書かれている、下線部Cまで読み進めてから回答しましょう。

選択肢1. 澄香は、仕事の内容や同僚の人柄について鮮明に話すことによって、仕事への熱意が維持できない自分を克服して今の仕事に愛着とこだわりを持とうとしている。

不適当です。

 

澄香は職を転々としていますが、「それでも働き続けているのだから、上出来じゃない」との父の言葉に納得するくらい、ひとつの職の継続への意欲は高くありません。

 

最もわかりやすいのは、
・「なかなか、いいでしょ。」との澄香の台詞
・「澄香はひとつひとつの物事を肯定的に納得しながら、進みたいひとなのだ。」との地の文
でしょう。

 

澄香が今日の仕事の詳細を語るのは仕事へ愛着やこたわりをもちたいならではなく、澄香自身が納得して物事を進めたい性格のため、今日の作業ひとつひとつを肯定していく過程として「私」たちに話していることがわかります。

 

ひとつの職に定着できない澄香の性格は矛盾しませんが、②の条件の職への姿勢が誤りのため、不適当となります。

選択肢2. 澄香は、職場での些細な出来事も肯定的に話すことによって、これまでとは違い今の仕事には興味をもって取り組めていることを私や父に伝えようとしている。

不適当です。

 

「「なかなか、いいかも」と考えずに返答する。」からもわかる通り、「私」は澄香の話を真剣に聞いているわけではなく、ほとんど聞き流しています。
 

父も基本的に何があっても「上出来じゃない」と褒めるスタンスです。
職が変わってもいいとも言っています。
 

そんな2人に今の仕事への熱意や継続の意欲を力説するわけがありません。

 

澄香は自分が自分を肯定するために話しているだけです。
②の条件に矛盾するため、誤りとなります。

選択肢3. 澄香は、仕事の内容や同僚の人柄について細部まで話すことによって、今の自分の仕事や置かれている環境を受けとめて日々の生活を前向きに送ろうとしている。

適当です。

 

2つの条件に合わせて選択肢を書き換えると、
①物事を肯定的に捉えて進みたい澄香は

②毎日の仕事内容を詳細に語って自分を納得させることで、日々生きていこうとしている
となります。

 

本文と矛盾せず条件とも合致するため、正答となります。

選択肢4. 澄香は、職場での些細な出来事も面白がって話すことによって、今の仕事や置かれている環境に対する不満を取るに足らないものとして納得しようとしている。

不適当です。


「なかなか、いいよね」「明朝体」など、澄香は仕事について細かな部分まで見て良さを見出しているのであって、決して「面白がって」話しているわけではありません。

 

また転職回数は多くとも、現在の仕事への不満は本文中では語られていません。

まとめ

問題文→本文→選択肢の順で読むと、読む範囲が膨大なため何度も読み直すはめになりタイムロスとなる問題です。

問題文→選択肢→本文の順に目を通す癖をつけておきましょう。

 

問題自体は簡単なため、焦点さえ絞って読み進められれば解答できるはずです。

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03

下線部Bに続く文章に注目しましょう。

わたしたちに話すことが、世界を納得するための彼女の方法なのだと思う。澄香はひとつひとつの物事を肯定的に納得しながら、進みたいひとなのだ。

 

この一文の中でポイントとなる「ひとつひとつ」「肯定的に納得しながら進む」というキーワードを過不足なく拾い上げている選択肢が正解となります。

それと合わせて、本文に書かれていない説明が加えられている選択肢は正解候補から除外しましょう。

選択肢1. 澄香は、仕事の内容や同僚の人柄について鮮明に話すことによって、仕事への熱意が維持できない自分を克服して今の仕事に愛着とこだわりを持とうとしている。

澄香が仕事への熱意が維持できない自分を克服して今の仕事に愛着とこだわりを持とうとしている様子は本文に特に書かれていないため、誤りです。

選択肢2. 澄香は、職場での些細な出来事も肯定的に話すことによって、これまでとは違い今の仕事には興味をもって取り組めていることを私や父に伝えようとしている。

澄香がこれまでとは違い今の仕事には興味をもって取り組めていることを私や父に伝えようとしている様子は本文に書かれていないため、誤りです。

選択肢3. 澄香は、仕事の内容や同僚の人柄について細部まで話すことによって、今の自分の仕事や置かれている環境を受けとめて日々の生活を前向きに送ろうとしている。

「今の自分の仕事や置かれている環境を受けとめて日々の生活を前向きに送ろうとしている」という表現はひとつひとつ」「肯定的に納得しながら進む」という主旨に即したものであり、本文と合致しているこの選択肢が正解です。

選択肢4. 澄香は、職場での些細な出来事も面白がって話すことによって、今の仕事や置かれている環境に対する不満を取るに足らないものとして納得しようとしている。

面白がって話している様子や、仕事や環境に対して不満を抱いている様子までは書かれていないため、誤りです。

 

「ひとつひとつの物事を肯定的に納得しながら、進みたいひとなのだ」と書くからには、不満を抱えていてそれを打ち消すために無理に物事を肯定的に見ようとしているのではないか…、と深読みしてしまう人もいるかもしれませんが、共通テストの解答にあたっては、あくまでも本文に書かれていることだけを根拠として解答しましょう。

 

まとめ

下線部で指定された箇所の意図を問う問題では、その直後の文章が大きなヒントである場合が多いです。

ヒントを絞り込んだら、その文章中のキーワードをピックアップしてみましょう。それらがもつニュアンスを的確に拾い上げている選択肢が正解となります。

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