共通テスト(国語) 過去問
令和8年度(2026年度)追・再試験
問40 (第5問(漢文) 問8)

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問題

共通テスト(国語)試験 令和8年度(2026年度)追・再試験 問40(第5問(漢文) 問8) (訂正依頼・報告はこちら)

次の【文章Ⅰ】と【文章Ⅱ】は、『論語』の「己に如かざる者を友とすること無かれ。」という言葉について、蘇軾(そしょく)(1036−1101)と王夫之(おうふし)(1619−1692)の見解をそれぞれ示したものである。これらを読んで、後の問いに答えよ。なお、設問の都合で返り点・送り仮名を省いたところがある。

「己に如かざる者を友とすること無かれ。」という言葉をめぐって、【文章Ⅰ】と【文章Ⅱ】で蘇軾と王夫之はどのような考えを示しているか。それを説明した文として最も適当なものを、次の選択肢のうちから一つ選べ。
  • 蘇軾は、この言葉を自己中心的な者が他者にしばしば無関心であるのを戒めるものと考えている。王夫之は、自分と対立する性質を持つ者も、その点だけでは自分との優劣を判断できないので、「友とする」上では優劣の判断を複数の視角で行うべきと考えている。
  • 蘇軾は、この言葉を向上心に欠ける者が自分より劣る者を友とし、優れた者を避けるのを戒めるものと考えている。王夫之は、自分と同じ性質を持つ者は、自分と同類であることに意味があるので、「友とする」上ではその性質の優劣は重要ではないと考えている。
  • 蘇軾は、この言葉を思慮の浅い者が今の自分に満足して堕落していくのを戒めるものと考えている。王夫之は、自分と異なる性質を持つ者は、自分の性質に不足する面を補えるので、「友とする」上では一面的な優劣ではなく性質の違いを重視すべきと考えている。
  • 蘇軾は、この言葉を他者を顧みない者がつねに自分の損得のみを考えて行動するのを戒めるものと考えている。王夫之は、ある性質が自分に勝る者でも、自分が勝る部分が他にあるので、「友とする」上では単一の基準によって優劣を判断すべきでないと考えている。

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