大学入学共通テスト(国語) 過去問
令和7年度(2025年度)本試験
問33 (第5問(漢文) 問4)

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問題

大学入学共通テスト(国語)試験 令和7年度(2025年度)本試験 問33(第5問(漢文) 問4) (訂正依頼・報告はこちら)

次の【文章Ⅰ】は、『論語』の一節と、それについて江戸時代の漢学者である皆川淇園(みながわきえん)(1735―1807)が著した注釈であり、【文章Ⅱ】は、淇園の弟子である田中履堂(たなかりどう)(1785―1830)が著した読書論である。これらを読んで、後の問いに答えよ。なお、設問の都合で返り点・送り仮名を省いたところがある。

(注1)賜 ――― 孔子の門人である子貢。賜は名。
(注2)一似 ――― 一つのことで。
(注3)夫子 ――― 先生。ここでは孔子のこと。
(注4)諸経 ――― 『詩経』『書経』といった儒教の古典。
(注5)疑言 ――― 推し量って言う。
(注6)龐雑冗乱 ――― 雑然としてまとまりがない。
(注7)先師 ――― すでに亡くなった先生。
(注8)便捷 ――― 早道である。
(注9)粗渉 ――― 大ざっぱに目を通す。
(注10)欽羨 ――― 敬いあこがれる。

傍線部Aについて、孔子が子貢の考えを「擬言」して訊ねた理由を筆者はどのように推測しているか。その説明として最も適当なものを、次の選択肢のうちから一つ選べ。
問題文の画像
  • 子貢の日頃の言動には、「先生は古典を多く学んでその内容をよく覚えることよりも、人徳の完成を追求しているのだ」と考えているふしが見受けられたから。
  • 子貢の日頃の言動には、「先生が古典を多く学んでその内容をよく覚えるのは、学者としての名声を獲得するためだ」と考えているふしが見受けられたから。
  • 子貢の日頃の言動には、「先生は古典を多く学んでその内容をよく覚えることで、有徳者を心服させたのだ」と考えているふしが見受けられたから。
  • 子貢の日頃の言動には、「先生は古典を多く学んでその内容をよく覚え、それによって人格を完成させたのだ」と考えているふしが見受けられたから。

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