大学入学共通テスト(国語) 過去問
令和7年度(2025年度)本試験
問35 (第5問(漢文) 問6)
問題文
(注1)賜 ――― 孔子の門人である子貢。賜は名。
(注2)一似 ――― 一つのことで。
(注3)夫子 ――― 先生。ここでは孔子のこと。
(注4)諸経 ――― 『詩経』『書経』といった儒教の古典。
(注5)疑言 ――― 推し量って言う。
(注6)龐雑冗乱 ――― 雑然としてまとまりがない。
(注7)先師 ――― すでに亡くなった先生。
(注8)便捷 ――― 早道である。
(注9)粗渉 ――― 大ざっぱに目を通す。
(注10)欽羨 ――― 敬いあこがれる。
傍線部C「博者莫所不通達之謂」の返り点の付け方と書き下し文との組合せとして最も適当なものを、次の選択肢のうちから一つ選べ。
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問題
大学入学共通テスト(国語)試験 令和7年度(2025年度)本試験 問35(第5問(漢文) 問6) (訂正依頼・報告はこちら)
(注1)賜 ――― 孔子の門人である子貢。賜は名。
(注2)一似 ――― 一つのことで。
(注3)夫子 ――― 先生。ここでは孔子のこと。
(注4)諸経 ――― 『詩経』『書経』といった儒教の古典。
(注5)疑言 ――― 推し量って言う。
(注6)龐雑冗乱 ――― 雑然としてまとまりがない。
(注7)先師 ――― すでに亡くなった先生。
(注8)便捷 ――― 早道である。
(注9)粗渉 ――― 大ざっぱに目を通す。
(注10)欽羨 ――― 敬いあこがれる。
傍線部C「博者莫所不通達之謂」の返り点の付け方と書き下し文との組合せとして最も適当なものを、次の選択肢のうちから一つ選べ。
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この過去問の解説 (3件)
01
「不」はその直後にある用言を否定します。
よって、
今回の場合は「通達」を動詞として否定します。
以上のことをふまえて各選択肢を検討していきます。
二重否定になっていますが、
その場合は「通達せざる所莫し」のようにする必要があります。
よって不適です。
適当な選択肢です。
「通達」が否定されていません。
よって不適です。
「通達」が否定されていません。
よって不適です。
漢文の文法についての理解が重要になる難しい問題でした。
「不」はその直後にある用言を否定することを覚えておくだけでも選択肢を削ることができます。
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02
この手の問題は基本的な句法や漢文文法を覚えておくことであっという間に解くことができます。
まず傍線部の前に「不可謂博」と一字で用いられているので、傍線部の「博者」も一字で読み、者は「博は」と読むのが適当でしょう。
また、「不」は英語の助動詞のように否定する動詞の直前につけるのが普通ですので、この場合は「通さざる」もしくは「通達せざる」と読むのが良いでしょう。
よって答えは「博は通達せざる所莫きの謂にして」です。
漢文文法としては「〜所無(=莫)」で「〜するところなし」と読むのが通例ですので、その点でこの選択肢を誤りとしてもいいのですが、それだけでは難しいかもしれません。
そこで少々時間はかかってしまいますが口語訳を考えると、「通達せざる所の謂莫く」とありますので、「精通していないという言われはなく」で、この後に「一つのことに通暁している者こそが博学と言うのだ」という格言に比べるとギリギリ意味は通じますがどうにも主張に比べると弱い、よって不適です。
「不通達之謂」で「不」が「謂」にかかってしまっていますので不適です。
「之」を「之れ」と読むのもいただけないですし、「謂はざる」と読み下しているところが不適です。
基本的な読み方、文法を齧るだけでもこの点の問題は即答できます。ここで時間を稼げたら他の問題にも時間の余裕が生まれて良い効果が波及しますので、素早くかつ確実に解けるようにしましょう。
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03
傍線部Cの後に「一書に精通するもまた博学と称すべし」と続いていることに注目すると、傍線部Cも合わせた全体としては「○○ということであって、一冊の書に精通している人もまた博学と称賛できる」という文章になるだろうと推測できます。
そのため、まずは傍線部Cの文末が「~ということであって」と訳せる選択肢(=「~にして」という文体)が正解候補になります。
この時点で正解は「博者は通達せざる所莫きの謂にして(博学な人とは、精通していないことがない人のことを言うのであって)」であると絞り込めます。
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