大学入学共通テスト(国語) 過去問
令和7年度(2025年度)追・再試験
問33 (第5問(漢文) 問2)

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問題

大学入学共通テスト(国語)試験 令和7年度(2025年度)追・再試験 問33(第5問(漢文) 問2) (訂正依頼・報告はこちら)

次の文章を読んで、後の問いに答えよ。なお、設問の都合で本文・返り点・送り仮名を省いたところがある。

波線部イについて、ここでの意味として最も適当なものを、次のうちから一つ選べ。

(イ)「於是」
問題文の画像
  • ここに留まって
  • なんとこうして
  • その場ですぐに
  • そのようなわけで

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この過去問の解説 (3件)

01

語句の意味を問う問題です。

「於」は置き字として使用されることもありますが、「於是」は頻出語です。訓読の仕方とともに意味も押さえておきましょう。

選択肢1. ここに留まって

不適当です。

「於是」にこのような意味はありません。「是」は「ここ」と読むこともありますが「於」の意味が異なります。

選択肢2. なんとこうして

不適当です。

「於是」にこのような詠嘆の意味はありません。

選択肢3. その場ですぐに

不適当です。

「於是」にこのような意味はありません。「於」は場所を表す役割もありますが、「すぐに」など他の意味が加わっている点が意に沿いません。

選択肢4. そのようなわけで

これが最も適当です。

「於是」は、「ここにおいて」と読み、「そこで、それゆえ、その時に」などの意味があります。

まとめ

「於」は置き字として用いられることもありますが、場所・対象・起点・受け身、を表す働きを持った字です。訓読しない置き字も、意味やはたらきはもっていますので、そこを押さえておくと訳や解釈する上で理解の助けになるでしょう。

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02

「於」は置き字の場合と通常の漢字と同じく読む場合がありますが、いずれにせよ意味は、
①場所を示す
②時間を示す
③理由を示す
④原因を示す
…などと、「〜によって」「〜において」と訳す際のあらゆる意味をもちます。

 

波線部イは「是れに於いて」と書き下します。
「是」が指示語のため、「是」が示す内容を把握する必要があります。

 

波線部イまでの文章では「段干木の評判と、段干木を害した場合どうなるか」、

波線部イの後では「秦は魏を攻めなかった」と書かれています。
 

そのため「是」は波線部イまでの文章すべてを指しているとわかります。

 

ゆえに「是於」は「だから」「それゆえ」など、順接の接続詞のような意味合いだとわかります。

 

この意味に最も適するのは「そのようなわけで」です。

 

それでは各選択肢を見ていきましょう。

選択肢1. ここに留まって

不適当です。


「ここ」に適するのは「是」よりも「此」「此処」など場所を表す漢字となります。

 

「ここに留まって」であれば、文脈とも一致しません。

選択肢2. なんとこうして

不適当です。


「是」にも「於」にも、「なんと」の意味はありません。

 

順接の接続詞としては最も正答に近いものですが、「於」は「なんと」などの感動詞よりも事実に従った冷静な事柄を示すため、漢字の意味としても不適当です。

選択肢3. その場ですぐに

不適当です。


「是」「於」どちらにも「すぐに」の意味はありません。

 

また「その場ですぐに」兵を下げて侵攻をやめるのは不可能です。
「その場ですぐに」できるのは兵を下げる命令をくだすところまでです。
 

文脈的にも無理があるため、誤りとなります。

選択肢4. そのようなわけで

適当です。
順接の接続詞の代わりとしての意味、「是」の指示する内容、「於」が理由を表すこと、すべてが適切に書かれています。

まとめ

①本文の内容が把握できているか
②漢文に馴染みがあるか
を問う問題です。

 

「是」などの指示語や「於」など置き字としても使われる漢字は漢文に必ず出てくるため、一度意味を調べておきましょう。

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03

(イ)が使われているのは、魏を討とうと挙兵を計画する秦を司馬庾が諭し、それを受けて秦が計画を中止する場面です。

 

於是」は「ここにおいて」と読み、「以上のようなわけで」という意味であるため、選択肢の中ではこれに最も近い「そのようなわけで」が正解となります。

 

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