大学入学共通テスト(国語) 過去問
令和7年度(2025年度)追・再試験
問37 (第5問(漢文) 問6)

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

大学入学共通テスト(国語)試験 令和7年度(2025年度)追・再試験 問37(第5問(漢文) 問6) (訂正依頼・報告はこちら)

次の文章を読んで、後の問いに答えよ。なお、設問の都合で本文・返り点・送り仮名を省いたところがある。

傍線部Dの解釈として最も適当なものを、次のうちから一つ選べ。
問題文の画像
  • 挙兵して魏を討伐するならば、我が国は道義に反することになるのではあるまいか。
  • 挙兵して魏を討伐するとしても、必ずしも我が国が道義に背くことにはなるまい。
  • 挙兵して魏を討伐しようとすれば、我が国はきっと道義を知る国々に阻まれるだろう。
  • 挙兵して魏を討伐しようとしても、我が国は道義を重んずる魏に負けるのではないか。
  • 挙兵して魏を討伐したとしても、魏が道義を貫くのを阻むことはできないだろう。

次の問題へ

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (1件)

01

魏を討とうと計画する秦(の君主)に、同じく秦の人である司馬庾が進言する場面です。

 

まずポイントとなるのは文末の「」です。この字は疑問反語の意味を表します。

本問では反語のサインである「豈」や「安くんぞ」などが出てきていないことから、この「」は疑問の意味を表していると判断します。したがって、正解候補は文末が「~ではないか」となっている選択肢に絞られます。

 

次に、傍線部Dを送り仮名や返り点を頼りにしながら読んでいくと、「挙兵して魏を討伐するならば、我が国は道義に反することになるのではあるまいか」が正しい訳であることが分かります。

まとめ

傍線部Dはそれほど複雑な文章構造ではないため比較的容易に意味を取れるかと思いますが、最低限レ点一二三点の読み方は知っておく必要があります。自信が無い場合は本番までに確実に定着させておくようにしましょう。

参考になった数0